N◎VA-D

使用回数

3回:ジン 2回:疾風、九条ロベルタ光 2回(うちサークルで1回):犬養彩子、蛟、三田一茂 狼氏はロベルタ以外と共演していなかったり*1。 蛟に至っては、あーる氏が1on1をしてくれたので他は誰も知らない*2。 そして今まで名前があがっていないキャストは1…

『再会の誤解』

目が合ったはずなのに、金髪の青年は何も言わずすれ違った。 無視されたと思って、彼女の頭に血が上った。大人気無く追いかけて、前に立ちはだかる。 彼の視線が疑問を含んだ。 ――何してるんだろう、あたし。

『ネヴァーランド動乱』

いつものようにネタバレはできる限り避けております。 アクト前 今回のシナリオは、ロケット屋本舗で公開されている『ネヴァーランド動乱』*1です。 松江は公開された当初、ページを下から「■アクトトレーラー」までドラッグ、メモ帳にコピペして内容を見た…

『星都夜話』#2

*1 バサラ:“ブレード”マーカス・マーロン アヤカシ:狼 連戦。 イヌ相当:“Right Vision”灰野輝史 1話おいて再登場。 RL:松江 *1:初演は2005/11/20

『冷たい雨』

夜、ストリートの片隅で冷たい雨が降っていた。 街頭DAKから流れる酸性雨注意報を尻目に、傘を忘れた勤め人が家路を急ぐ。 雨水が流れこむ排水溝から異臭が立ち上るのは、化学反応を起こしているのだろうか。 夜、ストリートの片隅で少年が倒れていた。 彼は…

『義姉弟(きょうだい)』

「ちょっと、聞いてるのかい?」 河渡銀二は黙って窓から見える空を眺めていた。 この街では高層ビルの上階に来ないと空は欠片しか見えないのだ。 音羽南海子は深くため息をひとつついて大声を出した。 「銀二! 銀の字!」 「……ん? ああ、俺?」

『ある殺し屋の記録』

×月○日 夕方から雨 バーのカウンターで久しぶりにタカシナに会った。何年ぶりか。「おにいちゃん」はよせ。 探偵になったとか言っていたが、どうせ口八丁だけで何とかしているのだろう。 ボックスにツヅキがいたが見ない振りをした。奴は女連れだった。 カー…

『人狼退治』

「おねーさん、アンタは逃げろ!」 「……で、でも」 カムイST☆R、中央区(マクン)西側、森林遊歩道。 「いいから逃げろよ! それで、自治警でもS4でも呼んでくれ!」 「は、はい!」 ちょっとした言い争いの後、走り去っていくヒールの足音。 「……かっこいい…

『Street Fighters』

二人が最初に会ったのはスラム街、バイパーズストリートだった。 啓一は五人抜きの真っ最中、疾風は挑戦者だった。 試合はひたすら避けて的確に打撃を繰り出す疾風ペースで進んだ。 だが、最後に啓一のカウンターがヒットした。 ぼろぼろになった啓一にほぼ…

『契約』

突然の儀式への乱入者に、神父は苛立ちをあらわにした。 「邪魔立てするか、貴様!」 「別に邪魔するつもりはないんですがね……」 眠たげな目をした和装の男が口元を歪める。 「……借りだけは、返させてもらいますよ」 神父は絶句した。